当院の治療方針
−「調子が良い」と「調子が悪い」の境界線−
 当院で患者さんのお身体を診させていただく際に、患者さんとの「健康の基準」が食い違っている事が度々あります。私共が「随分動けるようになったな。あと少しこの部分が良くなってくれれば安心できるな。」と思っていると、その患者さんから「随分動けるようになったからもう来なくてもいいでしょう?」とご相談を受けたりするのです。
 動ける程度の肩こりや腰痛に対して、大半の患者さんは「我慢できる程度の症状は健康な内で異常なしのはず。動けないくらいの症状になったら治療に行かねば。」と思っていらっしゃいます。それに対して当院では「本当に健康ならば何も感じないすこぶる快調な状態のはず。たとえ我慢できる程度の症状であったとしても、それは骨格の不具合が体力の限界近くに達しているから、身体が警戒信号を発しているのだ。そのまま放置しておけば不具合は体力の限界を超えてしまい、動けないような症状に発展してしまう。」と考えております。つまり「我慢できる程度の症状」の時こそ治療が必要と考えるのです。動けないほどの重症な方でも、割と早いうちに調子が良くなってきますが、もしも全ての患者さんに「最近なんとなく調子が悪くなってきたから、ひどくなる前に治療に行かねば。」と思って戴けるなら、より少ない回数の治療で調子を良くする事ができるので、体調管理は非常に簡単なものとなるでしょう。しかし、患者さんから「○○治療院の先生に『歳のせいだから仕方がない。これ以上の改善は諦めなさい。』と言われたから、これ以上は治るはずがないでしょう?」や「○○治療院の先生から『その仕事を辞めない限りは治らないよ』と言われたけれど、仕事を辞めるわけにはいかないから[仕事を休まなくて済む位の症状なら良し]と思うべきなんでしょうね。」等のお話を聞く機会が多々ありますので、患者さんの体調管理の基準が当院の理想と食い違ってしまうからと言って、患者さんを責める事はできないでしょう。術者が治りの悪い患者さんに対して軽々しく「治らないから諦めなさい。」という言葉を使うのは、患者さんの向上心を削いでしまい、結果どこの治療も受ける気をなくされた患者さんは徐々に症状を悪化させてしまうことになります。そのような諦めかけていた患者さんが当院にて「劇的に改善した」というケースが多数ありますが、この場合は「治らない」という言葉が嘘だったという事になってしまいますので、「治らない」と言ってしまった先生の信頼を損ねる事にもなってしまいます。術者はその治療の守備範囲をキッチリ把握した上で、患者さんに対して他の医療機関も含め、より可能性の高い治療法を提案する事が大事だと思います。


−どんな症状にも必ず原因がある−
 もちろんカイロプラクティックも万能ではありません。よってその守備範囲に含まれない症状に関しては他の医療機関や生活習慣の改善をお勧めすることもあります。骨折や脱臼等の損傷の疑いがある場合には整形外科や整骨院をお勧めすることになります。菌やウイルス感染の疑いがある場合にはそれらを駆逐するために抗生剤等の治療を提案する事もございます。やけどをした患者さんに骨格矯正を施してもそのやけどは治らないでしょう。内臓の不調によって身体に痛みを発することもございますので、定期的な検診も欠かせません。歯の不具合から体調を損ねることもあります。心の癒しを求める方にはカウンセリングやリラクゼーション系の治療も有効だと思います。食べ物の好き嫌いが多い方は栄養失調になりやすいですし、運動不足の方はちょっとした事でも疲れを感じたりしがちですので、栄養士やスポーツトレーナーの存在も重要です。体調を悪くしたならば必ずそれなりの理由がありますので、原因を突き止めてそれに見合った治療を行えば必ず結果はついてくるはずです。
 カイロプラクティックは「骨格の不具合から起こる症状を治す」治療です。それは言い方を変えれば「骨格の不具合から起こる症状は他の治療では治らない」という事になります。現状では「他の治療は受けたことがあるけれど、カイロプラクティックは受けたことがない。」という方がまだまだ大多数を占めます。それはすなわち、体調管理において「骨格矯正のみが不足している」方が多いという事であり「骨格矯正さえ追加すれば体調管理はより完璧なものに近づく」という事です。まだどこにも治療に行かれたことがない方は、身体の不調の原因が判明しておりません。よって、100%「カイロプラクティックで治る!」とは断言できませんが、カイロプラクティックはかなりの種類の症状に効果が期待できますので、「何はともあれ、まずはカイロプラクティックから」という選択肢も有りだと思います。どのような症状であれ、当院では治ることを前提として話を進めていきますので、まずはご相談いただければ、他の医療機関の可能性も含めて最善の治療をご提案できると考えております。


−あえて告白「当院はボキボキです!」−
 当院ではカイロプラクティックの中でもかなり主流な「ディバーシファイド」という流派を積極的に取り入れておりまして、これはいわゆる「ボキボキ」という矯正です。ボキボキという矯正音に対して恐怖感を抱いている方も多数いらっしゃると思いますが、当院の矯正に対する患者さんの感想は平均して「全然痛くない」「もっと辛い筈と思い込んでいたがこの程度ならば十分我慢できる」「以前受けたボキボキに比べればとても受けやすい」「怖くて今まで来れなかったけれど、こんなことならば早く来れば良かった」というところでしょうか。当然ながら、その時のお身体の状態に応じてという事になりますので、必ずボキボキとは限りませんし、尚且つ、警戒感から来る患者さんの力みがあまりにもひどい場合には徐々に慣らしながらという風に心がけておりますので、全く危険な治療ではありません。よく「当院の矯正はボキボキではないので痛くはありません!」という「ボキボキ=痛い」というイメージの広告を目にすることがありますが、そういう治療所の先生はカイロプラクティックの事をあまりご存知ではないのでは?と疑ってしまいます。即効性に優れるこの矯正法は「ビックリする位軽くなった」「まさかこんなに治るなんて」とその場で効果を実感される方も多数いらっしゃいます。まだ受けたことがない方はぜひ一度お試し下さい。